エコリーフとは

エコリーフの特徴と位置づけ

エコリーフ環境ラベルとは

エコリーフ環境ラベルはLCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて製品の全ライフサイクルステージにわたる環境情報を定量的に開示する日本生まれの環境ラベルです。

2017年4月より、従来のエコリーフ/CFPプログラムを統合した新たなプログラムを開始しました。3年間の移行期間を経て2020年3月に本プログラムの新規申請受付は終了しています。

統合版のSuMPO環境ラベルプログラムでは、気候変動に特化して情報開示を行うCFP宣言と、気候変動に加えて、酸性化、オゾン層破壊等その他の環境領域も含めた多面的な情報開示を行うエコリーフ宣言、両方の開示を行うことができます。

■統合版「SuMPO環境ラベルプログラム」はこちらから

■SuMPO環境ラベルの登録実績はこちらから

1. エコリーフの特徴
1. LCAによる環境情報の定量的表示をします

エコリーフ環境ラベルは資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまでの製品の全ライフサイクルにわたって、LCA(ライフサイクルアセスメント)による定量的な環境情報を開示する環境ラベルです。結果をある基準に従って合否判定することはなく、客観的な情報やデータの公開に止め、その評価は読み手に委ねられます。

LCAによる環境情報の定量的表示

2. PCR(製品分類別基準)により製品比較に対する配慮をしています

エコリーフを通じて公開される製品環境情報はすべて、製品分類別基準(PCR )を定めます。 同じ分類に属する製品の環境負荷は、基本的に同一条件で計算されますので、製品間比較を行う上での問題をできるだけ少なくするような配慮されています。

3. あらゆる製品が対象です

日用品,衣料品などのほかにも、複雑、高度なプロセスを経て製造される工業製品 (中間製品、原材料、エネルギーなどを含む) や建築構造物、使用時の環境負荷が大きな耐久消費財などの他、情報通信、運輸、流通といったサービス を対象とすることができます。

4. 環境特性を多面的に評価できます

エコリーフは、製品環境情報を単一の基準で評価することの難しい製品やサービスをも含めて、環境特性を評価できる多面的な環境ラベルです。

【環境特性の例】
温暖化、酸性化、オゾン層破壊、水質汚濁などの環境排出負荷
エネルギー資源や資源枯渇などの資源消費負荷

5. 環境ラベルの国際標準規格に準拠しています

ISOが定めるタイプIII環境ラベル(ISO14025)に従っています。

6. わかりやすさに配慮しています

エコリーフは、製品間比較、例えば新製品や改良プロセスを従来品や従来プロセスと比較した結果の相対比較などの配慮が十分に行われたデータを公開し、かつ読み手にわかりやすい表現が配慮されています。

7. 常に開かれた情報開示を行っています

エコリーフは、インターネットなどを通じての積極的な情報公開を実現し、環境報告書などと並んで、消費者に対する企業環境情報の主要な開示手段となりうるように、制度上および運用上の配慮や努力を行なっています。

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2. エコリーフの位置づけ(環境ラベルの種類)

一般的に普及している環境ラベルはISO(国際化標準機構)が規定しているタプ「I」、「II」、「III」の3種類に分類でき、それぞれのタイプには以下のような特徴があります。

ISOにおける分類
(タイプ別)
基本目的 特徴 プログラム例
タイプI
(ISO14024)
基準合格の証明
  • 基準に対し合格/不合格の判定をする。
  • 製品分類と判定基準を運営機関が決める。
  • 事業者の申請に応じて審査して、マーク使用を認可する。
エコマーク(日本)
ブルーエンジェル(ドイツ)
ノルディックスワン(北欧諸国) 等
タイプII
(ISO14021)
事業者の自己宣言による環境主張
  • 製品の環境改善を市場に対して独自に主張する。
  • 宣伝広告にも適用される。
  • 第三者による判断は入らない。
各事業者
タイプIII
(ISO 14025)
定量的製品環境負荷データの開示
  • 合格/不合格の判定はしない。
  • 定量的環境負荷データを開示する。
  • 評価は読み手に委ねられる。
エコリーフ (日本)
EPD (スウェーデン)
EDP (韓国)等

エコリーフ環境ラベルはタイプIIIに該当します。環境データは、マークや説明文の表示とは異なり、商品そのものに表示されることは珍しく、企業のホームページなどに掲載されたり、資料として同梱されるなどしています。また、データ表示はその商品が環境に配慮していることを示すものではなく、環境に配慮しているかどうかは,データを読む側、つまり、購買者や消費者の判断に任されます。

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